60を前にして

作詩  阿部和正
作曲  いちろう 


月の光 背に受けて
京都に死にに行った人達がいた
百姓だけでは生きてゆけないと
東京に出た人たちがいた

自分の足元踏みしめて
欧州目指した人がいた
自分の命 引き換えに
南米に渡った人がいた

六十を前にして 生きようとしている人たちよ
ここからどこへ 流されて 流されてゆくのだろう

風が強く吹いたのは
壊したいもんでもあったんかい
雨が長く続いたのは
洗い流したいもんでもあったんかい

雲があんなに流れたのは
どこか行きたい場所でもあったんかい
星が強く光ったのは
語りたいことでもあったんかい

六十を前にして 生きようとしている人たちよ
ここからどこへ 流されて 流されてゆくのだろう

これしかないと思いつめたのは
まだ若かった二十歳の頃
これもありだと思えたのは
つい最近 この頃の事

六十を前にして 生きようとしている人たちよ
ここからどこへ 流されて 流されてゆくのだろう

六十を前にして 生きようとしている人たちよ
ここからどこへ 流されて 流されてゆくのだろう

 

敬愛する栃木のストリートミュージシャン、阿部和正さんの詩に曲をつけさせてもらいました。

曲をつけたと云うよりも、詩をそのまま言葉にしただけ。
曲作りの時間はゼロ。
この詩を見たとたんにこぼれ出ました。

とにかくなんでも良いから聞いてみてくださいm(_ _)m


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